Waterproof

防水工事について




ベランダ・屋上防水工事
ベランダや屋上の床は、厚みが4~5mm程度の防水塗料で仕上げられております。屋根や外壁に用いる塗料は、厚みが0.1mm前後であるので全く違うものであることが分かると思います。
施工方法も、コテやローラーで厚みを出しながら仕上げるものやシートを敷く工法などもあります。
ベランダや屋上の床は雨を直接受けるため、非常に高い防水性能が求められます。また、傷んでしまうとすぐに雨漏りしてしまう箇所でもあるので注意が必要です。
他にも防水材の種類はありますが、一般住宅に使われるのは主に上記3つになります。一般的にはリフォームではウレタン防水を施工することが多いですが、既存の下地状況に合わせて適切な施工をいたします。

その他の機能
防水材は、防水する機能の他に滑りにくくなっている商品や、湿気を逃すことができる工法もあります。
滑りにくい防水材は、廊下や階段などに使われます。湿気を逃す工法は、ウレタン防水で通気緩衝工法と言い、雨漏りが起きてしまっているベランダに対して施工される方法です。
ウレタン防水の施工方法

防水材の種類
ウレタン防水の施工方法について2種類説明いたします。
*いずれの工法においても、下地の勾配に不具合がある場合には不陸調整を行います。不陸調整は、下地自体を作り直すもしくはモルタルで補修するなどの方法があります。
- 密着工法
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- 清掃汚れを落とさないと、後の材料が剥離する原因となります。
- プライマー塗布(接着剤)
- ウレタン防水コテやローラーで塗布していきます。
- ウレタン防水2層目同じくコテやローラーで塗布します。乾燥時間を適切に守る必要があります。
- トップコート塗布色を付けて見た目を良くするのと、紫外線による防水材の劣化を防ぐ機能があります。滑りにくくするトップコートもあります。
- 通気緩衝工法
- 下地が傷んでおり、水分を多く含んでしまっている下地に対して行う施工になります。このような下地に対して、密着工法でウレタン防水を施工してしまうと、膨れなどの不具合が発生してしまいます。
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- 清掃
- プライマー塗布
- 通気緩衝シートを敷く不織布などで作られたシートで、防水層の中で通気が可能になるものです。
- ウレタン防水
- ウレタン防水2層目不織布などで作られたシートで、防水層の中で通気が可能になるものです。
- (脱気盤などの取り付け)広い面積を施工する際には、脱気盤や脱気筒を設置します。
- トップコート塗布
施工方法に関しては、当社の専門家が点検時に状態を確認し適切な工法をお客様にご提案させていただきます。
保証期間

保証期間は5年
防水施工の保証期間は、5年間となります。基本的には5年間で不具合等が発生しなければ、約10年間は防水性能を保ちます。
不具合は発生しないよう最新の注意を払って施工致しておりますが、膨れなどの不具合が発生した場合にはすぐに対応いたします。
よくある質問
Q.
ベランダはいつから使えますか?
施工完了後の翌日から使えます。ただし、重いものは数日空けてからをオススメ致しております。
Q.
工事中はベランダを使えますか?
大変申し訳ないのですが、工事中はベランダに出ることができないため洗濯物も干せません。
Q.
雨漏りしているのですが、防水工事で直りますか?
原因が防水層の劣化であれば、防水工事で直ります。ただし、内部が腐食してしまっている場合には下地の交換が必要です。ベランダの軒を開けて、内部を確認することもあります。
Q.
室外機があるのですが、防水工事はできますか?
問題ありません。室外機は台に乗せるため、全体に防水材を塗布できます。